● ウパチャラ ●
 
『ラマダンとプアサ』
3月に結婚する際に、私はイスラム教徒に改宗しました!
とは言っても、本当は満たされていない条件などたくさんある「なんちゃってイスラム」なのですが・・・(汗)

今回は「ラマダンとプアサ」について、ご紹介いたします。
食いしん坊の私にとっては、かなり厳しい1ヶ月に渡る宗教行事です。

簡単に言えば「断食月と断食」です。
断食と言っても1ヶ月間何も食べてはいけない訳ではなく、太陽の出ている時間に食べてはいけないので、日没から夜明けまでは飲食OKです。

なんだ〜 簡単じゃない!?
と思いきや・・・ 敬虔なイスラム教徒は「唾」も飲み込んじゃいけないのです(汗)

インドネシア人の90%はムスリム(イスラム教徒)です。
バリ島内だけで見ると90%がヒンドゥー教徒と言われています。
イスラム教徒にとってラマダン月(RAMADAN 1ヶ月間)のプアサ(断食)は、とても大切な習慣となっています。

ラマダンは、イスラム暦第9番目の月です。
その間に行なうプアサ(断食)は、自己に打ち勝つ精神的鍛錬であると同時に、日頃満足に食事にありつけない人の気持ちを体験し、他人への思いやりを育む、という目的もあるそうです。

プアサをする場合は、夜明け前に食事を済ませ(SAHUR)、日没までの間、食事・水分を摂りません。
日没後、まず甘いものを食べます(BUKA PUASA)。
そして少し落ち着いたところで食事となります。
甘いものは、主に「クルマ」と言うシロップ漬けの乾燥果実や「コーラッ(ク)」と言う、甘い飲み物と言うか食べ物と言うか・・・が多いようです。
取り急ぎ血糖値を上げるんでしょうね。

ちなみに昨晩は、午前3時に起きて食事を作り朝ごはん?を食べました。
本当はそのまま朝のお祈りの時間を待ちますが、我が家はもう一寝入り致します(^^;

プアサは病人、老人、旅人、妊娠中の女性、幼児などは免除されます。
プアサを免除された人々は、その代わりとして貧者に施しを行なうことが求められます。
一部解釈によっては肉体労働者もプアサをしなくてもよいとされています。
これには地域性もあるようで、厳しい地方(家庭)ではより厳しい戒律があるようです。

このように、プアサの実践も各個人に任されているため、個人差はかなりありますが、ムスリムにとってラマダン月には特別な思いがあります。

ラマダン月が終わると、HARI RAYA IDULFITRI(LEBARAN)ハリラヤ・イドルフィトゥリ(レバラン)が2日間あります。
無事にラマダンを終えた(欲望に打ち勝った)者同士が称えあう行事です。
友人達や家族、親族が集まって、贈り物を交換したり、たくさんのご馳走を食べたりします。

日本で言う「お正月」のような感じでしょうか?

バリ島内ではあまり感じる事は出来ないのですが、他の都市では町中がお祭り騒ぎになるようです。
逆にラマダンの1ヶ月間は、人口の9割が日中は食事をしないので多くの飲食店がお休みとなります。
その為、中国系(仏教徒)のインドネシア人は、ラマダンの影響の少ないバリ島に退去して押し寄せてくるのです。

さてさて、本格的な断食は初めての私ですが、一体どうなる事やら・・・(汗)
食べる事が何よりの楽しみなのに、美味しいランチが食べられないなんて・・・


さーて、今晩は何を食べに行こうかな^^
しっかり食べて、明日も頑張るぞ(^^)/


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サンパイ・ジュンパ・ラギー!
【SEP. 1. 2008】
 
『プラン・パンダン』
バリではもう残り少なくなってしまった原住民の村・TENGANAN (テンガナン)の、年に一度のお祭り『プラン・パンダン (PerangPandan) 』を見に行ってきました。
「プラン」の意味は戦争、「パンダン」は棘のある長い葉(カランアッセム地方の特産物)。
ですので、直訳するとパンダン戦争って意味ですね。
   
   
   
このお祭りは、戦いの神様「Dewa Indra」に敬意を払うお祭りで、男達が戦う事で敬意を表します。
腰に布をまとい上半身裸の男達が、そのパンダンの束とタミヤンとよばれる盾を手にして、村の重要な建物「バレプトゥム」の前庭の特設縁台の上で戦います。
ちにみに、このタミヤンという盾がアタ製バスケットの原型なのです。
   
大観衆の中で戦いが始まりレフェリーが割って入り5分前後でケリがつきます。背中に負った生々しい傷跡がオトコの証しって感じなので、多分勝ち負けは関係ないのでしょう。
この戦い、戦いというか、棘の擦りあい?って感じでかなりエグイですよ。観ていると背中がムズムズしてきます。
   
普段はGパンスタイルの彼らですが、グリンシンを身にまとうと、パシッと格好よく見えるのは、さすがバリ島、テンガナン村の男子ですね。
彼らが身にまとっている生地はテンガナンの特産品のグリンシンと呼ばれる、○○万円もする生地です。私は戦いを観ながら、グリンシンがやぶれちゃったりしないだろうか・・・・と、別の意味でハラハラしていました。
正装一式で何千万ルピアか…と思ってしまうのは 私だけ???
知り合いの息子は、やはりグリンシンを破いてしまい、それを当日お母さんに言えず、次の日打ち明けたそうです。
その生地の価格は、バリ島で家が1件建つくらいの価格でしたから、そう簡単には打ち明けられませんよね〜〜〜〜。
   
戦いの儀式が終わると、縁台が取り払われ、ゴザの上で円陣になった男たちへ供え物とヤシ酒がふるまわれ、敵も見方も一緒になってひとつのお皿でご飯を食べます。これは「Magibing(ムギブン)」と呼ばれる儀式だそうです。仲直りの儀式とでも言うのでしょうか???
   
傷口には『ターメリック』『ルンクワス(生姜のような形のスパイス)』『椰子酒が発酵して出来たお酢』を混ぜて作った特製お薬を塗ります。すると次の日には傷口からパンダンの棘が抜けて痛みもなくなるそうです。
次の日って・・・・その日の夜は棘が刺さったまま寝るのですね。。。。
   
来年も観に行けたら観に行こうと思っています。

プランパンダンは毎年6月に行われるので、時期をあわせてバリに遊びに来て、テンガナンまで行ってみて下さい。
儀式要素が高く、しきたりやマナーなどの守るべき約束事が普通のバリのウパチャラ見学よりあると思いますので、見学ツアーを企画してる旅行会社のパッケージを利用した方が観光で来られる方にはオススメです。
以前は、テンガナンへ行くのにクタからだと4時間くらい掛かりましたが、今はバイパスが出来、2時間も掛からずに行く事が出来るようになったので、本当に便利になりましたよ。

腰に布を巻いて、男性の場合上半身裸、女性の場合胸だけ布を巻き肩を出していれば、誰でもバレプトゥムに乗って観戦出来るそうです。男性は戦いに参加しても良いそうですので、挑戦してみてはいかがですか?
【JUN. 25. 2008】
 
『突然の訃報』
お客様を引率して、プラザバリによく来てくれていたある旅行会社のガイドさんが亡くなったとスタッフから知らせを受けた。

えっ、その人だったら、おとといもプラザバリに来ていたじゃない?
驚いて同じ旅行会社のガイドさんに話を聞いたところ、狩が好きな彼はプラザバリに来た次の日に鳥を撃ちに出かけ、心臓発作を起こして、そのまま亡くなったそうだ。

スキンへッズで大柄なので一見強面だが、笑うと妙に親近感がわく人だった。

お葬式の日は彼の41回目の誕生日だったそうだ。
これを聞いて思わずシュンとなってしまった私だったが、その時一緒に話していた6人のガイドさんが教えてくれた。それも全員、最高の笑顔で。

「“花より団子”さん、人は誰でも、いつかは死にます。でも、神様への借金を返さなければ人は死ぬ事ができません。バリでは、若くして亡くなるということは、使命を果たしたという事。それは、いい事、ね。」

そうか、あのガイドさんは使命を果たしたから、この世を去ったんだ。


生まれてきた人間は、それぞれ使命を言い渡されてこの世に生まれてくる(使命を果たす為に生まれてくる)。使命を果たさないまま歳をとって死ぬと、また生まれ変わって次の人生で同じ使命を果たさなければならない。その繰り返しだという。そして、二度と生まれ変わらない魂は、清い魂だそうだ。

例えば、友達がとても辛い目に合っているとき、私達の世界では「大丈夫?」と声をかけたり、「頑張って」と励ましたりする。でもバリの人達はそういうことはしない。「仕方ないね。」と言ったり、関係が近いと、「おまえがもたもたしているからそういうことになった。」などと言ったりもする。聞いていて、それはちょっと冷たいんじゃないの?失礼なんじゃないの?と感じることもあるが、そう言われた方も笑っている。話した方は相談しているという感じより自分の身に起きていることを単に報告しているような感じにも見受けられる。そういう時、「かわいそうに」と言うことはできても、俺はあいつじゃないから変わってやれない。と若旦那は言う。

バリの人々は、このような価値観を持って生きている。そして、私はいつもなにかを教えられているような気がしてくる(旦那に言われるとムカッとくることもあるが)。
【JUN. 11. 2008】