● 流行モノ ●
 
『ジュニアの小遣い稼ぎ』
8月10日付けのメガさんの日記を読んで、ハッとしました。
雨期明けの4月頃、我家で起ったある出来事が思い出されたのです。

突然ジュニアが庭掃除を率先してやりたがっていたのですが、その時は、感心だなーぐらいにしか考えていませんでした。
あるバリ祭日前の日曜日の夕方、プルメリアの花を摘んで大ママにお小言を言われていたのです。大ママ曰く、
「そろそろバリの祭日だからこの時期には庭の花を摘まないで欲しい。落ちた花だったら(チャナン・サリに使えないから)いいけど…」
庭の花がなくなると、チャナン・サリというお花のお供物が貧弱なものになってしまうからです。

その後ジュニアは、これは地面に落ちた花だから、間違えてチャナン・サリに使わないようにとマジックで自分の名前を書いたプラスティック・バッグに集めた花を入れ、毎週末まで冷蔵庫の中で保存していました。誰かのおじさんに頼まれたといっていたような。。。
そういえば、我家の近所のテンク・ウマール通りとイマム・ボンジョル通りは香料屋さんが密集しています。

現在は中学生としての新生活をこなす事に必死でもう続けていないので、庭にはいっぱいプルメリアの花が落ちています。近所の道路にも沢山落ちていますが誰も拾っていません。
デンパサールでの流行はもう廃ってしまったのでしょうか。
【AUG.17. 2008】
 
『流行のビジネス』
最近バリ人の間で流行のビジネスがあります。
といっても、オフィス勤めしている人や、普段あまり家にいない人の間で流行っているのではなく、暇な専業主婦や農家、お手伝いさんやベビーシッターの間で流行っています。
朝夕の子供のお散歩の時間などを利用して、子供をほったらかしにしてみんな「そのビジネス」に夢中です。

「そのビジネス」とは…
プルメリアの花を拾い集め、
 ↓
天日で何日もかけて乾かし、
 ↓
それをお香(オコウ)屋又はアロマオイル屋さんに売る、
というビジネスです。
もちろん、お香屋さんが直接買いに来るわけではなく、仲介のおじさんがバイクに乗って、各家をまわって、乾いたプルメリアを回収するのです。

売値は現在1キログラム、40,000ルピアです。
3ヶ月くらい前までは30,000ルピアだったのですが、30%も値上がりました。
その為、住宅街などでは、誰が早く花を拾うか競争になっています。
最近はエスカレートしてきて、まだ木に咲いている生きている花まで摘まれてしまうようになってしまいました。
私の家のプルメリアが満開になっているのを、ここ何ヶ月か見たことがありません…。

ある休日、私の友人がのんびり本を読んでいた時、庭のプルメリアの木がゆっさゆっさ揺れていたので、ビックリして外に出たら、近所のおばさんが木を揺らして花を落とそうとしていたそうです。
友人は直ぐにやめるように注意したら、つまらなそうな顔をしてぶつくさ言いながら帰って行ったそうです。
彼女の家に隣接する田んぼにも花が落ちるそうなのですが、そこの農家の人も花集めをしているらしく、田んぼに落ちた花が1つも無くなっていた時に、
「ウチの田んぼに落ちた花を取らないように、アンタから花を取った人に言ってくれ!!! ここの花はボクに取る権利がある!」
と農家のおじさんに怒られたそうです。
「何故、私が怒られるわけ〜〜〜???」
と「???」だった友人ですが、何を言っても理解してくれないと思い、無視したと言っていました。

しかし、この拾う作業に乾かす作業、そして1キログラムまで集めるのはそう簡単ではないですよ。
乾かすにもかなり時間が掛かりますし、花は乾いたらすごく少量になるし軽くなってしまいます…。
簡単そうに見えるビジネスでも、そう簡単ではないという事ですね。

私もお手伝いさんの影響で、外出先で落ちている花を見つける度に心の中で拾っちゃおうかな…、と思うようになってしまいました。

ちなみに、うちのお手伝いさんが苦労して儲けた40,000ルピアは、私の子供のお菓子代になって消えてしまうそうです…
ごめんねぇ〜
【AUG.10. 2008】
 
『バティックシャツ』
プラザバリ「おまけの日記」愛読者の皆様はじめまして。
今回からレギュラーの仲間に入れて頂きました、メガです。
私は、バリ雑貨の販売及びエクスポートの仕事をしています。

以前はプラザバリ東京のメルマガで「バリ島の流行通信」を執筆していました。
その続き?で、バリ島で流行しているものをお伝えしていきたいと思ってます。


最近、インドネシアの女の子の間でバティックのシャツが流行っています。
バティックとは、ろうけつ染めで染められたインドネシアの布です。
日本ではかなり昔からジャワ更紗の名で知られています。
何度も何度も蝋置きを繰り返しながら、一色また一色と布に色を落し、様々なモチーフに彩りが添えられていきます。

これ迄は「バティックシャツ」といったら、会社の制服か、おじさんのフォーマルなシャツ、というイメージでした。
インドネシアに住んでいる外国人には、デザインがモダンなバティックシャツを着ている人は結構いましたが、インドネシアの女の子が着ているのは、今迄あまり見た事がありませんでした。
だからと言って別に彼女達は、バティックを嫌って着ていなかった、というわけでは無かったと思います。
なぜなら、プラザバリにある、BIN HOUSEのバティックシャツは以前からインドネシア人にとって憧れのシャツですから。
が、お値段が高めなので、一般のインドネシア人、ましてや若い子には、手が届かない存在です。
そんな中、今流行っているバティックシャツは、デザインはモダンですが、柄はモダンバティックではなく、ジョグジャやソロ、ペカロガン等のトラディショナルバティックを使ったバティックシャツなのです。

流行りの発端は、ビル・ゲイツ氏がインドネシアを訪れ、ユドヨノ大統領と対談した時です。
大統領がスーツ姿なのに対し、ゲイツ氏は素敵なバティックシャツを着ていて、驚いた大統領はすぐにバティックシャツに着替えたそうです。
(インドネシアでの男性の民族的正装はバティックシャツなのです。)
その後、ユドヨノ大統領が、国民に「バティックの愛用」を呼び掛けたのをきっかけに、ジャカルタの人気アーティスト達がバティックシャツを着たのが始まりです。

以前からバティックシャツが好きな私には嬉しい流行りですが、私がバティックシャツを着ていると、「今、流行っているからねぇ〜〜〜」と言われてしまうので、ちょっと寂しい感じです。
【JUN. 9. 2008】